3月13日

 午前6時頃起床。よく眠れた。雨は上がった模様。しかし寒い! 外に出てみると、曇り空のせいか、空が低く感じる。時折雲間から差す光が神々しい。神や天使が降臨してきそうだ。

 ツアーバスはとても綺麗。参加人数がそんなに多くないので、座席もゆったり。車窓から見えるのは遠延と続く背の低い高圧線。インベーダーゲームのインベーダーの形によく似てる。…なんて事を考えながらバスに揺られること40分、ゴッホゆかりの地、オーベール・シュル・オワーズに到着。小さな町だ。オーベール教会や、ゴッホのお墓がある墓地などを徒歩で見学。ゴッホは相当な変わり者だったらしい。ガイドさんの説明を聞いて、唖然…才能があっても、「それはどーなんだ…?」と思う逸話がしばしば。ゴッホの家近くのたばこ屋さんで絵はがきを2枚購入。咄嗟にフランス語が出てこないので、つい「サンキュー」と言ってしまう。次の観光場所まで移動が長いとのことでお手洗いへ。あたりまえだけど、便器の位置が高い。みんな足長いんだな…。
 1時間半ほど高速を走り、ジャンヌダルク最後の地、ルーアンに到着。教会がたくさんある。カテドラルのステンドグラスがとても綺麗だった。しかしほとんどの教会に黒く焼けた箇所があり、周りに施された彫刻の顔は破壊されたものが多かった。宗教戦争時の爪痕らしい。街は商店や民家が隙間なく(しかも傾きながら…)建ち、道も複雑で迷いそう。昼食は市内の洒落たレストランでクロックムッシュ(ハムとチーズを挟んで表面を焼いた温製サンドイッチ)を食べた。けっこう美味しい。でも一番美味しかったのは、揚げたてのシンプルなフライドポテトだった…。
 ルーアンはジャンヌダルクが火刑に処された有名な町という事で、処刑場跡にすごい教会が立っているのかと思ったら、高い十字架が1本立っているだけでわりと地味な印象。意外。近くにガイドブックにも載っている蝋人形館があったので行ってみることに。しかし何か怪しい雰囲気…やめておいた…。幽閉されていた塔は少し場所が離れているという事で見に行けなかった。残念。
 ホテルまでの帰り道、ウィンドショッピングがてら、スーパーマーケットで買い物。旅行の時はこれがけっこう楽しい。シャンプーのボトルなど、デザインがかわいいのでついつい欲しくなってしまう。水とビールをおつまみを買ってホテルへ。今日のホテルもメルキュール系列。カテドラルのすぐ側で、立地がとてもいい。部屋も昨日よりの新しく、モダンな感じ。どうやらここは現在改装中のようで、フロント階の壁がところどころむき出しだった。
 荷物をほどき、夕食までしばし仮眠。普段家に籠もって机に向かってばかりなので、一日中観光だと体力が持たない…。運動せねば。
 本日の夕食は処刑場跡前のミシュラン星付きレストラン。建物は年代物らしく、歩くたびに床がきしむ。壁一面にソフィア・ローレンを始め、有名俳優、著名人の写真とサインが所狭しと展示されている。自分たちだけの個室に案内され、まずは乾杯。ビールを頼んだのだが、フランスではワインや水がスマートらしい。でも自分はビール派なので、ビール。ハイネケンうまい。今日のメインは鴨料理。初めて食べた。食事の量は何もかも大盛りで食べきれない。デザートの前に出たチーズがものすごいニオイで鼻が曲がった。
 ホテルまでの帰り道、ライトアップされた大時計カテドラルがとても綺麗だった。明日は今回の旅行のハイライト、モン・サン・ミッシェル。朝早いので、早めに就寝。おやすみなさい。

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